会長挨拶
この度、第39回日本小児肝臓研究会を拝命し、2023年7月15日(土)~16日(日)の「TKPガーデンシテイPREMIUMみなとみらい」で開催することとなりました。
本研究会は、鳥取大学小児科名誉教授の白木和夫先生が鳥取県の名峰大山に因んで「犬山シンポジウムの犬の点」を取り「大山ワークショップ」として開催されました。毎年、米子で暑い夏に熱い討論を繰り広げられたことが思い出されます。
その後、日本小児肝臓研究会として発展し、全国の都市に熱い議論が拡がりました。2017年からは事務局としてお手伝いさせていただきました。この間、私は静岡県熱海市と神奈川県横浜市ならびに岡庭真理子先生が神奈川県藤沢市で開催された研究会のお手伝いをさせていただきました。
ウイルス性肝炎は克服されつつあり、残念ながら「犬山シンポジウム」は2014年で閉会しました。個人的には卒後3年目でC型肝炎が発見され、30年を経て治癒可能となりました。そのほか、HBワクチンの定期接種化、小児に対する脳死肝移植の適応拡大など長年の夢がかないました。
今後は、遺伝、代謝、免疫、全身疾患との関与など新たな方面への活躍が期待されます。肝臓は、代謝・解毒・胆汁分泌・免疫など様々な機能をもつ巨大な臓器です。小児の肝疾患は、症例数は少ないですが、網羅しなければならない疾患は多岐にわたります。さらに、2018年12月14日に成育基本法が成立し、移行期医療にも脚光を浴びることとなりました。
このような状況を踏まえて、今回のテーマは「ニッチ医療のなかの肝臓学」としました。皆さんの知力を尽くしてあらゆる小児の肝疾患が克服される礎ができることを期待しております。
例年通りの3連休の初日・中日の開催です。存分に議論を重ねながら見どころ満載の横浜での余暇も楽しんでいただけると幸いです。皆さんのご参加をお待ちしております。
本研究会は、鳥取大学小児科名誉教授の白木和夫先生が鳥取県の名峰大山に因んで「犬山シンポジウムの犬の点」を取り「大山ワークショップ」として開催されました。毎年、米子で暑い夏に熱い討論を繰り広げられたことが思い出されます。
その後、日本小児肝臓研究会として発展し、全国の都市に熱い議論が拡がりました。2017年からは事務局としてお手伝いさせていただきました。この間、私は静岡県熱海市と神奈川県横浜市ならびに岡庭真理子先生が神奈川県藤沢市で開催された研究会のお手伝いをさせていただきました。
ウイルス性肝炎は克服されつつあり、残念ながら「犬山シンポジウム」は2014年で閉会しました。個人的には卒後3年目でC型肝炎が発見され、30年を経て治癒可能となりました。そのほか、HBワクチンの定期接種化、小児に対する脳死肝移植の適応拡大など長年の夢がかないました。
今後は、遺伝、代謝、免疫、全身疾患との関与など新たな方面への活躍が期待されます。肝臓は、代謝・解毒・胆汁分泌・免疫など様々な機能をもつ巨大な臓器です。小児の肝疾患は、症例数は少ないですが、網羅しなければならない疾患は多岐にわたります。さらに、2018年12月14日に成育基本法が成立し、移行期医療にも脚光を浴びることとなりました。
このような状況を踏まえて、今回のテーマは「ニッチ医療のなかの肝臓学」としました。皆さんの知力を尽くしてあらゆる小児の肝疾患が克服される礎ができることを期待しております。
例年通りの3連休の初日・中日の開催です。存分に議論を重ねながら見どころ満載の横浜での余暇も楽しんでいただけると幸いです。皆さんのご参加をお待ちしております。
第39回日本小児肝臓研究会
会長 乾 あやの
(済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科)
会長 乾 あやの
(済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科)